スタジオ負け犬
皆さま、お久しぶりです。
お元気ですか? お元気でなくても、生きていますか? 暑いですけど、ご飯を食べていますか? 食べていなくても飲んでいますか? 下町のナポレオンに癒されていますか? たまには遊んでいますか? ボーリングとかやっていますか? 今年はスイカバーを買いましたか? プールに行きましたか? 水面に飛び込みましたか? 遊園地はどうですか? 帰りに欲しくもないキーホルダーとか買いましたか?
夏がくるとソワソワするのは、大人になっても変わらないのだと実感しました。ソワソワするからといって、日常が様変わりするわけではないのですが、太陽の照りが強くなって首筋にジワッと汗をかくようになると、起きて寝るまでのルーティンの中で思い出す記憶の内容は、夏とそうでない季節とで大きく変化します。
ラジオから流れる曲のように、次に何がくるのか予想できないのが記憶の面白い(恐ろしい)ところで、いわゆる『フトした時』に浮かぶ場面は、「ヘイ、シリ」でも「ハロー、アレクサ」でもコントロール不可能な代物だと思います。ちなみに最近のお気に入りは、「ブルーハワイの扇風機に当たりながら、夜更かしして『ねるとん』を観る」という子供の頃の思い出で、付属メモリーは「ミズノのCM」「半凍りのチューペットいっぽん飲み」「鮭を咥える熊の置物」といった、私的昭和オールスターズとなっております。
前置きが長くなりましたが、Amazon Kindleストアで電子書籍「スタジオ負け犬」を出版しました。表紙は敬愛する深海武範さんに描いて頂きました。何と言いますか、喜びを通り越して、家宝です。嬉しさが収まりきらない時に口から出るのは、何かしらの文ではなく、濁音をふりかけた感嘆詞の連続だということを再確認しました。
以下が本のあらすじと、商品ページのリンクになります。よろしければ読んでみてください。
ありがとうございました。